本文へスキップ
burgercoffee
戻る

キナバル山(4,095m)登山記録:2026年GW・1泊2日の行程と装備

2026年のゴールデンウィークに、マレーシア・ボルネオ島のキナバル山(4,095m)に登ってきました。1泊2日で山頂のロウズ・ピークまで往復する定番ルートです。この記事では、山の概要と実際の行程、持って行った装備を紹介します。

キナバル山とはどんな山か

ボルネオ島サバ州・キナバル国立公園内の山。2000年にマレーシア初のユネスコ世界自然遺産に登録されました。

項目内容
標高4,095m(ロウズ・ピーク / Low’s Peak、東南アジア最高峰)
所在地マレーシア・サバ州・キナバル国立公園
登山日数1泊2日
ガイド同伴必須(ツアー経由でのマウンテンガイドの同行が義務)
入山許可公式運営会社を通じた事前予約制

頂上付近ではロープと鎖を頼りに花崗岩スラブを登る区間があるものの、特別なクライミング技術は不要。比較的道は整備されており、体力さえあれば登りやすい山です。ただし、きつさは高度・気温差・睡眠不足・天候にもよるので、それぞれの対策があった方がよいです。体調不良や体力不足などで、最も険しい山頂周辺までは登らずに手前で引き返したグループも、全体の5%くらいはいたようでした。宿泊施設までの荷物は、ポーターに運んでもらうことも可能。

実際の登山記録(YAMAP)

5月のゴールデンウィークに実際に登った日の活動記録です。距離・累積標高・所要時間・GPS 軌跡が含まれます。

Mt. Kinabalu キナバル山 🇲🇾 / T. Mさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

持ち物・服装

5月のゴールデンウィークでも、山頂アタック時の気温は3〜5度前後で、風が吹くとさらに寒く感じます。一方で天候は午前晴れ・午後曇り雨というパターンが多く、登山の核心部にあたる早朝の山頂アタックは降雨を避けやすい時間帯になります。

以下は実際に持参した装備の一覧。

カテゴリアイテムリンク
インナーモンベル ジオライン クールメッシュ トランクス ×2肌触りがよく、汗をかいても乾きが早い
モンベル ジオライン L.W.Tシャツ ×2肌触りがよく、汗をかいても乾きが早い
DANISH ENDURANCE メリノウール ベースレイヤー タイツ2日目はボトムスの下に重ねて寒さを調整
ウール混のトレッキングソックス ×2蒸れた感じがせず快適
ボトムスマウンテンハードウェア ピークランブラー コンバーチブルパンツ薄手で、膝のジッパーでショーツにもなる。1〜2日目ともこれ1本で通した
ミドル・防寒コロンビア エッセンシャルハイク グリッドフリース フルジップ軽くて薄いが、適度に暖かい
モンベル U.L.ストレッチ ウインドパーカ風よけ、少量の雨よけ、ちょっとした温度調節に雑に使いやすい
ユニクロ ウルトラライトダウン宿で雑に使う用
レインレインウェア上下結果的に使わず済んだ
頭モンベル ローゲージ ニットキャップ #3夜や山頂付近であると、顔や耳が寒くない
モンベル サウスリム ハットジャングルゾーン以外で日が照る場面用。使ったのは2日目の下山序盤くらい
フェイスマスク、サングラス使わず
手モンベル トレッキンググローブ薄手で、岩場やロープを掴みやすい
モンベル サンダーパス グローブ山頂付近は寒いので、風を通さない大きめのこれを上から重ねた
足元SCARPA ZG トレック GTXソールの剛性が十分で、岩場でも点で踏ん張れる。つま先が狭くなく余裕がある
SIDAS アウトドア 3D インソール靴屋で勧められて購入。クッション性が良く、怪我もなく歩けた
装備・小物ブラックダイヤモンド アストロ300十分に明るく、早朝移動に必須
モンベル U.L.フォールディングポール 120あると負荷を分散できて、怪我の防止と疲労対策になるので安心
シートゥサミット ポケットタオル肌触りも乾きもそこそこ良い
モバイルバッテリー
ザックメインザック 45L+
山頂アタック用の小型サブザック山小屋にメインを置いて、サブのみで山頂へ

1日目:熱帯雨林から雲霧林へ

国立公園本部に集合する登山者たち。背後にキナバル山

公園本部、9時前後にスタート

朝、コタキナバル市内を車で出発し、約2時間かけてキナバル国立公園本部(標高1,866m)へ。受付で登山許可証とガイドの割り当てを受け取り、公園シャトルで登山口のティンポホン・ゲートまで移動。実質的な登山スタートは9時前後となります。

登山道脇のシェルター

熱帯雨林の木製階段

序盤は熱帯雨林の中、整備された木製の階段が延々と続きます。小屋(シェルター)が所々に設置されており、休憩が可能。トイレも完備されています。

ウツボカズラ

ウツボカズラ

キナバル山の固有種であるウツボカズラ(Nepenthes)を発見。

複数のザックを背負って登るポーター

ポーター

ポーターが登山者の荷物をまとめて運ぶ様子。軽装で登りたい場合は依頼するのも選択肢。

霧に包まれる高地の登山道

午後の霧

午後は曇りやすく、霧が出ることが多い。道沿いには距離標と標識が立っており、残り距離がはっきり分かります。

PANALABAN(ラバンラタエリア)入口の標識・3,272.7m

KM 6.0、標高3,290mの距離標

ラバンラタへの最後の階段

道中の標識。PANALABAN(3,272.7m)、KM 6.0(3,290m)、ラバンラタへの最後の階段。

標高3,272mの山小屋

午後3時頃に山小屋に到着。共同部屋に荷物を置き、夕食をとって早めに就寝。翌朝の出発が2時半なので、消灯も早めです。

ラバンラタの共同部屋

共用ラウンジ

山小屋の洗面所

ラバンラタ:共同部屋、共用ラウンジ、洗面所。

ラバンラタの食堂テラスから見下ろす雲海

ラバンラタの食堂テラスから見下ろす雲海。

夕食ブッフェ

夕食の一皿

夕食はビュッフェスタイル。

サンライズのため深夜出発

深夜の登山開始

2時半に出発

午前2時起床、軽い朝食を済ませて2時半に出発。序盤は道の狭い熱帯エリアで、30分〜1時間ほどは行列になります。

ロープを頼りに花崗岩スラブを登る

花崗岩スラブと固定ロープ

途中から先は剥き出しの花崗岩スラブ。設置された白いロープを頼りに登っていきます。気温は0〜10度前後、強風時の体感温度はさらに下がるため、防寒装備が必須。

ヘッドランプの列と星空

星空と花崗岩スラブ

暗闇のロウズ・ピーク方向

星空とヘッドランプの道。暗闇のロウズ・ピーク方向。

山頂で夜明けを待つ。眼下にはまだヘッドランプの列が見える

ロウズ・ピークで夜明けを待つ

ロウズ・ピーク山頂への到達時刻は、概ね午前5時半〜6時。眼下にまだヘッドランプの列が見える中で夜明けを待ちます。

夜明けの空

山頂から見る夜明けの空。

夜明け後に、深夜に登ってきた地形の全貌が初めて見えます。花崗岩の広がり。

花崗岩プラトーを歩く

夜明け後、花崗岩プラトーを歩く。

朝のロウズ・ピーク(4,095m)。ロープ伝いに登頂する登山者の列

山頂部を歩く

朝のロウズ・ピーク(4,095m)と、山頂部の散策。

下山

木道で下山開始

雲海の上の木道を下る

雲海を眺めながら下山。

下山中にすれ違うポーター(食料箱を運ぶ)

下りのポーター

山小屋向けの食料や資材を担いだポーターとすれ違います。

雨の樹林帯を下山

雨の樹林帯

宿に戻って遅めの朝食をとり、ゲートまで下山。下山時には雨に降られることも多く、傘やレインウェアが必要になる場合も。

下山後の食事

公園本部で遅めの昼食

下山後、国立公園本部のレストランで遅めの食事をとってからコタキナバルへ。市内に戻るのは夕方になります。


この記事をシェア: