キナバル山とはどんな山か
ボルネオ島サバ州・キナバル国立公園内の山。2000年にマレーシア初のユネスコ世界自然遺産に登録されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 4,095m(ロウズ・ピーク / Low’s Peak、東南アジア最高峰) |
| 所在地 | マレーシア・サバ州・キナバル国立公園 |
| 登山日数 | 1泊2日 |
| ガイド同伴 | 必須(マウンテンガイドの同行が義務) |
| 入山許可 | 公式運営会社を通じた事前予約制 |
技術的にはロープと鎖を頼りに花崗岩スラブを登る区間があるものの、特別なクライミング技術は不要。比較的道は整備されており、体力さえあれば登りやすい山ですが、高度・気温差・睡眠不足・天候が合わさるときつくなるので、それぞれの対策があった方がよいです。荷物はポーターに運んでもらうことも可能。
実際の登山記録(YAMAP)
5月のゴールデンウィークに実際に登った日の活動記録です。距離・累積標高・所要時間・GPS 軌跡が含まれます。
Mt. Kinabalu キナバル山 🇲🇾 / T. Mさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
持ち物・服装
5月のゴールデンウィークでも、山頂アタック時の気温は3〜5度前後で、風が吹くとさらに寒く感じます。一方で天候は午前晴れ・午後曇り雨というパターンが多く、登山の核心部にあたる早朝の山頂アタックは降雨を避けやすい時間帯になります。
以下は実際に持参した装備の一覧。
| カテゴリ | アイテム |
|---|---|
| インナー | 化繊下着×2、化繊半袖Tシャツ×2、メリノウールソックス×2、メリノウールタイツ(2日目の防寒用) |
| ボトムス | 薄手の登山用ロングパンツ(1〜2日目兼用) |
| ミドル・防寒 | 軽量な登山用フリース、薄い登山用ウインドブレーカー、ユニクロのライトダウン(宿など寒い時用) |
| レイン | レインコート上下(結果的に使わず済んだ) |
| 頭・手 | ニット帽(山頂時の防寒用)、薄手のグリップ手袋(山頂付近の岩場で掴みやすいタイプ)、フェイスマスク(使わず)、サングラス(使わず)、ハット(使わず) |
| 足元 | トレッキングシューズ |
| 装備・小物 | ヘッドライト(早朝移動に必須)、折りたたみスティック1本(あると非常に楽)、登山用速乾ポケットタオル(とても便利)、モバイルバッテリー |
| ザック | メインザック45L+、山頂アタック用の小型サブザック(山小屋にメインを置いてサブのみで山頂へ) |
1日目:熱帯雨林から雲霧林へ
朝、コタキナバル市内を車で出発し、約2時間かけてキナバル国立公園本部(標高1,866m)へ。受付で登山許可証とガイドの割り当てを受け取り、公園シャトルで登山口のティンポホン・ゲートまで移動。実質的な登山スタートは9時前後となります。

序盤は熱帯雨林の中、整備された木製の階段が延々と続きます。小屋(シェルター)が所々に設置されており、休憩が可能。トイレも完備されています。

キナバル山の固有種であるウツボカズラ(Nepenthes)を発見。

ポーターが登山者の荷物をまとめて運ぶ様子。

午後は曇りやすく、霧が出ることが多い。

道沿いには距離標と標識が立っており、残り距離がはっきり分かります。


午後3時頃に山小屋(3,272m)に到着。

共同部屋に荷物を置き、夕食をとって早めに就寝。翌朝の出発が2時半なので、消灯も早めです。



夕食はビュッフェスタイルでこんな感じでした。



サンライズのため深夜出発
午前2時起床、軽い朝食を済ませて2時半に出発。序盤は道の狭い熱帯エリアで、30分〜1時間ほどは行列になります。

途中から先は剥き出しの花崗岩スラブ。設置された白いロープを頼りに登っていきます。気温は0〜10度前後、強風時の体感温度はさらに下がるため、防寒装備が必須。

星空とヘッドランプの道。



ロウズ・ピーク山頂への到達時刻は、概ね午前5時半〜6時。夜明けを待ちます。


夜明け後に、深夜に登ってきた地形の全貌が初めて見えます。花崗岩の広がり。



雲海を眺めながら下山。

食料や資材を担いだポーター。

宿に戻って遅めの朝食をとり、ゲートまで下山。下山時には雨に降られることも多く、傘やレインウェアが必要になる場合も。

下山後、国立公園本部のレストランで遅めの食事をとってからコタキナバルへ。市内に戻るのは夕方になります。
